丹生川上神社上社に参拝して御朱印をいただきました。

丹生川上神社上社は高龗神(龍神)を御祭神とする二十二社のうちの一社です。
奈良の山奥でアクセスが良くないため、今回は「丹生川上神社3社と天河大弁財天社」を巡るバスツアーで参拝。
このページでは、御祭神と御神徳(御利益)、御朱印、電車やバスでのアクセス、バスツアーのメリット・デメリットについて紹介します。
日本遺産に認定された丹生川上神社上社

日本遺産とは「日本の歴史的・文化的な一連の物語性をもつ文化財群」として文化庁が認定するものです。
丹生川上神社 上社は、龍神信仰が篤い吉野地方の神社なので、古来より続く信仰の拠り所として認定されたのかもしれません。
高龗大神は水と雨を掌られる龍神様です。その昔、旱魃(カンバツ)の際の祈雨には黒毛の馬を、長雨の際の止雨には白毛の馬が奉納されました。これが絵馬の発症となったといわれています。生けとし生けるもの、すべて水無くしては生命を保持することはできません。 「農耕」を以って国家の基礎としてきたわが国と、「林業」を育んできた吉野地方においては、雨を掌られる大神様に対する崇敬の念がきわめて篤く、古来より今日に至るまで変わることなく続いています。
旧社殿はダム建設により水没

丹生川上神社 上社は、以前は中社・下社と同じように丹生川の近くに鎮座していました。
ところが、ダム建設により旧鎮座地はダムの底に水没してしまうことになります。

そこで、ダム湖を見下ろせる現在の地に新たに社殿が建てられました。
丹生川上神社は二十二社のうちの一社で、平成の時代になり二十二社の中で唯一水没した神社です。
天皇陛下は大層お心を痛め丹生川上神社 上社には特別なお計らいをしたと、バスツアーに同行した宮司さんから教えていただきました。

境内の隅には「元宮遥拝所(参入可)」と記された木が立っています。
ここから以前の鎮座地に向かって参拝することができます。
また、漫画家の美内すずえさんを始めとする同志により、ダム湖の底となる場所(旧鎮座地?)にシルバーの龍の像が建立されました。
普段はダム湖の底に沈んでいますが、ダム湖の水位が下がったときはシルバーの龍が姿を現します。
バスツアーで参拝したときは水位が下がっていて、走行するバスの中からシルバーの龍がチラッと見えました。
一瞬見えただけなので撮影できなかったのが少し残念でした。
社殿を護る神馬像

丹生川上神社 上社の拝殿前には対の馬の像が祀られています。

龍神に生きた馬を奉納していたことにちなみ、狛犬の代わりに馬の像が奉納されたようです。
龍神だらけの境内

丹生川上神社上社の境内を見渡すと、あちこちに龍神を見つけることができます。
こちらは龍神さんが可愛らしく描かれた顔はめパネル。

拝殿の中の龍神画。

立っている龍神と座っている龍神の木彫りも奉納されていました。
この日は上社の宮司さんが不在で拝殿に入れず近くで見ることはできませんでした。

拝殿の入口脇の龍神ねぶた。

社務所横の手水舎では龍神の口から水が出ています。 鳥居の下の手水舎はシンプルな造りでした。 
鳥居の扁額には「高龗大神」の文字。

黄色い旗には御朱印と同じデザインの龍神が。
谷から上がってくる風と山から下りてくる風が吹き抜ける、とても気持ちの良い神社でした。
御祭神とご神徳(ご利益)

丹生川上神社上社の御祭神は高龗大神(たかおかみのおおかみ)。
相殿神は、大山祇神(オオヤマヅミノカミ)と大雷神(オオイカヅチノカミ)。
高龗神の「龗」の文字は龍神を意味する漢字で、暗龗神と一対の神様とされています。
高龗神のご神徳(御利益)は降雨と止雨。
扁額に書かれた「神雨霑灑( シンウテンサイ)」は、「神の雨がうるほしそそぎ、恩恵をほどこす」という意味です。
末社の御祭神と御利益

境内には山之神社・水神社・恵比須社・愛宕神社の4社が祀られています。
山之神社は大山祇神(オオヤマヅミノカミ)、水神社は弥津波能売神(ミツハノメノカミ)、恵比須社は大国主神(オオクニヌシノカミ)と事代主神(コトシロヌシノカミ)、愛宕神社は火武須毘神(ホムスヒノカミ)が御祭神です。

それぞれの主な御神徳(御利益)は以下のようになります。
- 農産の守護
- 山林の守護
- 鉱山業の守護
- 漁業の守護
- 航海安全
- 商工業の発展
- 祈雨
- 止雨
- 治水
- 子宝
- 安産
- 縁結び
- 家内安全
- 夫婦和合
- 病気平癒
- 福徳円満

末社にもきちんとお参りしました。
丹生川上神社上社の御朱印

「龍神総本宮」と記された丹生川上神社上社の御朱印。
左上に押された雲から顔を出している龍神さんの印がかわいい御朱印です。
バスツアーで参拝した日は宮司さんが不在で書き置きのものになりましたが、日付入りの御朱印をいただけて大満足。

レンタカーで熊野三山・玉置神社・丹生川上神社三社を巡った際に2回目の参拝ができ、この時は直書きの御朱印をいただけました。
電車とバスのアクセス
丹生川上神社上社は近くに駅がないため近鉄吉野線 大和上市駅で下車してバスに乗り換えます。
大和上市駅前のバス停から、奈良交通の路線バス「大台ヶ原」行きのバスに乗って「湯盛温泉杉の湯」で下車。
もしくは、「R169ゆうゆうバス」に乗車して、「湯盛温泉杉の湯」バス停で下車。
「湯盛温泉杉の湯」バス停から丹生川上神社上社までは、バス停から左斜め方向(天川村方面)へ坂道を登っていけば約15分ほどで到着します。
なお、大台ヶ原行きのバスは1日に1便(土日祝日は2便)のみの運行、R169ゆうゆうバスは1日に2便のみの運行となっていて、非常にアクセスが悪いです。
また、丹生川上神社3社巡りをしたい場合、3社をスムーズに巡れる路線バスはありません。
最初は電車とバスで丹生川上神社3社を巡ろうと思っていましたが、あまりのバスの本数の少なさに断念しました。
バスを利用する場合は奈良交通公式サイトの時刻表を確認してから出かけるようにして下さいね。
バスツアーのメリットとデメリット
初めての丹生川上神社3社巡りは、クラブツーリズムの日帰りバスツアー「神職が同行する丹生川上神社3社と天川弁財天めぐり」
に参加して日帰りでスムーズに巡ることができました。
バスツアーのメリットは、交通の便が悪い神社でも効率よく巡拝できて、座っているだけで目的地に到着できる点です。
デメリットは、集合時間に行動しなければならないため参拝時間が限られ自分のペースで動けない点です。
バスや電車で3社を巡るのはとても難しいな場所なので、車で行くことが難しい場合はバスツアーを利用することを検討してはいかがでしょうか。
車で行くメリットとデメリット
車で参拝するメリットは、自分のペースで自分の好きな日に参拝できる点です。
バスツアーだと土日祝日の催行が多く平日の空いている時に行くことができません。
また、渋滞にはまると時間に追われ慌ただしく参拝することになりますが、車なら心ゆくまで神社で過ごすことができます。
デメリットは、丹生川上神社上社は奈良の山奥に鎮座するため高速道路で近くまで行くことができず、山道の運転が苦手な人は疲れてしまう点。
運転が苦手な人は1人で行かず、疲れたら運転を交代してくれる人と一緒に参拝するのがお勧めです。
丹生川上神社上社の周辺ホテル
丹生川上神社上社から徒歩圏内の「湯盛温泉ホテル杉の湯」では、最寄駅の大和上市駅から無料送迎バスのサービスを行っています。
神社までの距離は約11分(約750メートル)なので参拝に便利な立地。
なお、神社周辺には飲食店がほとんどなく夕食を食べられるレストランなどは皆無に近いので、湯盛温泉ホテル杉の湯に泊まる際には夕食と朝食付きプランで予約することをお勧めします。
>>湯盛温泉ホテル杉の湯の無料送迎バスの詳細と予約はこちらから
客室は吉野杉をふんだんに使った和モダンなしつらえで、楽天トラベル、じゃらん、るるぶトラベルなどの口コミを調べると、4.4~4.6点ついているので、宿の評価も高く安心して泊まれるホテルです。
丹生川上神社 上社の詳細
- 住所:奈良県吉野郡川上村大字迫869-1
- 最寄駅:大和上市駅からバス「大台ヶ原」行きに乗車「湯盛温泉杉の湯」下車 ※バスの運行本数は1日に1便(土日祝日は2便)のみのため注意
- 駐車場:あり
- オリジナル御朱印帳:なし
- 御朱印:あり
- 授与所の受付時間:不明
- 参拝所要時間:10~20分
※このページページの内容は参拝時および投稿時のものになります。