須我神社でオリジナル御朱印帳と御朱印を拝受しました。

島根県雲南市に鎮座する須我神社は「日本初の宮」とされる神社で「出雲國神仏霊場」16番の神社です。

このページでは、松江駅からバスのアクセス、駐車場の場所、御祭神と御神徳、境内の見どころ、奥宮の夫婦岩について紹介します。

御祭神と御神徳

  • 主祭神:須佐之男命・櫛稲田比売命・八島野命
  • 配祀神:武御名方命(諏訪大社の分霊)
  • 御神徳(ご利益):良縁成就・除災招福・諸願成就・夫婦円満・子授け・悪切り

須佐之男命(スサノオノミコト)と櫛稲田比売命(クシナダヒメノミコト)の夫婦神、また御子神の八島野命(ヤシマジヌミノミコト)を祀ることから、夫婦円満・両縁結び・子授けの御神徳があるとされています。

日本で最初の神社

一つの胴体に八つの頭と八つの尾を持つ大蛇「八岐遠呂智(ヤマタノオロチ)」を退治した須佐之男命は、稲田姫と須賀の地に宮殿を造りました。

須我神社

「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」

宮殿を造った時に、美しい雲が立ち昇るのを見て作った須佐之男命の歌です。

須我神社の絵馬

また、 日本で一番古い三十一文字の歌であることから「和歌発祥の社」とも言われています。

境内の見どころ

須我神社

参道入口の大鳥居。石造りの鳥居としては山陰最大です。

須我神社

須我神社の入口。

鳥居の横に車を駐めて参拝している方がいましたが、ここは駐車スペースではありません。

駐車場は別にあるので、鳥居の横に駐めないで下さいね。

須我神社の手水舎

手水舎。

手水舎の横の細い道を上っていくと、奥宮があります。

須我神社

随神門には、青と緑の狛犬が祀られています。

須我神社

随神門をくぐると石段があり、正面が拝殿になります。

須我神社

注連縄が掛けられた出雲らしい拝殿。

須我神社

大社造の本殿は、左右から拝観することができます。

須我神社の御神木

拝殿の手前には2本の杉の御神木。

須我神社の絵馬

ヤマタノオロチを退治する須佐之男命が、コミカルに描かれた絵馬。

須我神社

霊石「踏まぬ石」。

「不思議な霊力を持つ石です」とだけ書いてあるので、どんな霊力があるのかは謎のまま神社を後にしました。

境内社

須我神社

虚空蔵菩薩が祀られている虚空社。

隣のお寺「普賢院」の境内との境界付近にあります。

神仏習合時代の名残かもしれません。

須我神社

荒神社の御神体は御神木。

家運隆昌・悪切開運・家内安全の御神徳を頂けるようです。

須我神社

稲荷神社・秋田神社・火守神社・琴平神社・木山神社を合祀した若宮神社。

狛狐が若宮神社を護っていました。

須我神社

境外末社の義綱神社・社日神社・御祖神社へ続く参道と階段。

須我神社の摂社

御祭神を見て参拝しようと思いましたが、鳥居から250メートル登ると書いてあります。

バスの時間が迫っていたので参拝はしませんでした。

次は車で参拝する予定なので、次回は境外の三社にもお参りしようと思います。

歴史を感じる狛犬

須我神社

丸台座に乗っている狛犬。

須我神社

丸台座は出雲発祥で他の地域では殆ど見かけないようです。

文化13年(1816年)生まれの狛犬で、苔がたくさん付いています。

須我神社

拝殿前の狛犬。

出雲構えの狛犬は明治24年生まれ。

須我神社

海潮神社の出雲構え狛犬。

須我神社

境外社鳥居の狛犬。

平成14年生まれの比較的新しい狛犬です。

須我神社

若宮神社前の狛狐。

奥には風化が進んで原型が辛うじて分かる狛狐が並んでいました。

奥宮の夫婦岩

須我神社の奥宮

須我神社の奥宮の御神体は夫婦岩。

夫婦岩となっていますが、三柱の神様が大小三つの巨大な磐座に鎮まっています。

パワースポットとして多くの参拝者が訪れる夫婦岩。

私はパワースポットというのはよく分かりませんが、感じる人にはすごいパワーがあるのが分かるのだとか。

本社から奥宮までの距離は約2キロの上り坂が続くため、歩き慣れていない人が徒歩で行くのは大変かもしれません。

奥宮に向かう参道の途中には、御神水が湧き出る「神泉坂根水」があるので、こちらで清めてから参拝するようにしましょう。

なお、奥宮は山中にあるため登山口にある駐車場に車を駐め、約400メートルの山道を登る必要があります。

登山の装備は必要ありませんが、歩きやすい靴と服装で参拝するようにしましょう。

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松江駅からのアクセス

松江駅から須我神社へのアクセスは、路線バス「大東行き」に乗って「須賀バス停」で下車(※バス停の漢字は「須賀」です)。

松江駅からの乗車時間は約35分です。

私は、松江駅10時35分発の「大東行き」に乗り11時15分ごろ須我神社に到着。

須賀バス停12時06分発の「松江しんじ湖温泉行き」バスで帰りました。

ここで注意したいのが、大東行きバスは約2時間に1本と運行本数が少ない点。

時刻表を事前に確認してスケジュールを組むのが正解です。

バスに乗り遅れると、周囲に何もないバス停で2時間前後待つことになります。

駐車場の場所

須我神社の駐車場

須我神社の駐車場は、神社入口前の道路を挟んだ反対側です。

駐車場の横には茅葺屋根の「神楽の宿」が建っているので、目印にすれば迷わずに行けるかも。

須我神社

ぱっと見ると駐車場と分かりにくいですが、駐車場入口には「神楽の宿」「日本初の宮 須我神社」の看板もあります。

お守りの種類

  • 悪切りの「御霊剣(ごほうけん)」御守:20,000円
  • 三氣之御守:3,000円
  • 剣御守:600円
  • 開運御守:600円
  • 縁結御守
  • 子授け御守
  • 安産御守
  • 交通安全御守
  • 健康御守

須我神社の公式サイトでお勧めしている御守は、「御霊剣御守」と「三氣之御守」。

「御霊剣御守」は霊験あらたかな御守ですが初穂料が2万円とかなり高額です。

どの御守が良いか迷った時は「三氣之御守」を授かってはいかがでしょうか。

「三氣之御守」は、氣力・体力・智力の「三位一体」御神徳をいただける御守で、須我神社と埼玉県秩父の三峯神社の二社だけで授与されているそうです。

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御朱印帳の種類と初穂料

須我神社のオリジナル御朱印帳はシンプルなデザイン。

深緑・臙脂色(えんじ色)・藤色の3色から選ぶことができます。

須我神社の御朱印帳

色によって織り柄が異なり、藤色は柄がキラキラと輝くように見えて(画像では伝わりませんが)すごくキレイです。

御朱印帳を頂く予定はなかったのですが、シンプルで素敵すぎるデザインに一目惚れして、衝動的に頂いてきました。

御朱印の種類

須我神社

オリジナル御朱印帳には、あらかじめ「五福祥来」の文字と御朱印が浄書されています。

  1. 長寿
  2. 康寧
  3. 子孫衆多

「五福祥来」とは、上の五つの幸福がめでたく集まって来ること意味があります。

須我神社

最初に御朱印を頂いたあと、一目惚れしたオリジナル御朱印帳をあとから頂いたため、同じ日付の御朱印が2体になりました。

画像の左側がオリジナル御朱印帳に記入済みだった御朱印。

画像の右側は、持参した御朱印帳に書いていただいた御朱印になります。

須我神社の詳細

  • 住所:島根県雲南市大東町須賀260
  • 最寄駅:JR松江駅から「大東行き」バスに乗車「須賀バス停」から徒歩約3分
  • 駐車場:あり(無料・普通車50台バス3台)
  • オリジナル御朱印帳:あり
  • 御朱印:あり
  • 参拝所要時間:20分~2時間
    ※奥宮へ参拝する場合、特に徒歩で奥宮へ行く場合は時間を多めに取るのがおすすめ
  • 授与所の受付時間:8時30分~17時
  • 参拝可能時間:自由

※このページの内容は参拝時および執筆時のものです。現在は初穂料や受付時間などが変更になっている可能性があります。

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