岡山県高梁市に鎮座する木野山神社に参拝し御朱印を受けました。
木野山神社は疫病に対する霊験あらたかな神社として古くから信仰されています。
このページでは、御祭神と御神徳(ご利益)、境内の見どころ、アクセスと駐車場、御朱印についてまとめています。
御祭神と御神徳
御祭神
- 【里宮】
大山祇命・豐玉彦命・大己貴命 - 【奥宮】
高龗神(高淤加美神)・闇龗神(闇淤加美神)
御神徳
- 疫病退散
- 農業守護
- 縁結び
- 五穀豊穣
- 金運招福
- 豊漁祈願
- 雨乞い・止雨など
境内の見どころ
参道。勾配がきつめの階段です。
段数はそれほどでもないので、思ったより楽に登れました。
参道両脇の狛犬。生まれ年は不明。
随神門。
随神像が祀られているのだと思い中を覗いてみたら…
珍しいお顔をした狼像が祀られていました。
この狼像のミニチュア版は社務所の受付に置いてあります。
シンプルな手水舎。
拝殿。
境内は掃除が行き届き、美しく保たれています。
拝殿と本殿。
賽銭箱の横には沢山のお塩が供えられていました。
”狼は塩を好む”という伝承から塩をお供えしているようです。
木野山神社と同じ境内に鎮座する今津八幡神社。
八幡神社の参道にも随神門があり、中には陶製の狛犬と随神像が祀られていました。
境内社の若宮神社。
奥宮への参拝
奥宮は細い山道を走って車で行くことができます。
私が参拝した時は、山道が通行禁止になっているとSNSの情報があったため里宮のみ参拝しました。
現在は通行できるようですが、道がとても細いので軽自動車かコンパクトカーで行くことをお勧めします。
交通機関のアクセス
木野山神社(里宮)の最寄り駅はJR伯備線の木野山駅。
木野山駅から神社までの道のりは約700メートル、徒歩10分前後です。
駐車場の場所
木野山神社は駐車場の案内がありません。
どこに駐車して良いか分からず、地元の方に聞いてみたら参道手前の空き地に駐車して良いとのことでした。
『今津下の上 木野山神社』の案内板がある手前の空き地が駐車場になっています。
境内まで車で行って駐車することもできます。
境内まで来るまで行く場合は、鳥居前を右折してください。
道なりに進むと境内に続くこちらの道に出ます。
御朱印の受付時間と初穂料
木野山神社では、里宮・奥宮・八幡神社の御朱印を頂くことができます。
初穂料は500円、受付時間は9時~16時ごろまでです。
御朱印帳を車の中に忘れてしまったので、書き置きでいただきました。
なお、オリジナル御朱印帳はありませんでした。
木野山神社の狼信仰
関東の狼信仰といえば、三峯神社や武蔵御嶽神社のお犬様が有名です。
中国地方で狼信仰は珍しいと思って調べたら、関東とは異なる狼信仰でした。
本宮の御祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)・闇龗神(くらおかみのかみ)。
”おかみのかみ”の名前から『狼様』と呼ばれ、狐などより強い狼は疫病や狐憑きを払うとして、疫病などに霊験あらたかな神社と信仰されてきたようです。
また、高龗神・闇龗神は雨や水を司る龍神ですが、木野山神社では狼の姿をしているそうです。
木野山神社の詳細
- 住所:岡山県高梁市津川町1211
- 最寄り駅:JR木野山駅から徒歩約10分(約700メートル)
- 駐車場:あり
- 授与所の受付時間:9時~16時ごろ
- 参拝可能時間:自由
- 参拝所要時間:(里宮のみ)10~20分
- 御朱印:あり
- オリジナル御朱印帳:なし
※このページの内容は参拝時、および執筆時のものになります。御朱印などの初穂料、授与所の受付時間など変更になっている可能性があります。