島根県隠岐郡海士町に鎮座する隠岐神社で御朱印を拝受しました。
隠岐神社が鎮座する海士町(中ノ島)は、嵐の松本潤さんが参拝したことでも話題になった神社です。
このページでは、隠岐神社の御祭神と御神徳、境内の見どころ、ルートを考えるのが難しい東京からのアクセスとモデルコースを紹介します。
御祭神と御神徳(ご利益)
- 御祭神:後鳥羽天皇
- 御神徳:学業成就・縁結び・病気平癒・交通・旅行安全
境内の見どころ
石標柱と一の鳥居。
一の鳥居から参道の両側には、桜並木が続いています。
隠岐一とたたえられる桜並木は、海士町の人気お花見スポットだとか。
私が参拝したときは、少し散り始めていましたが、美しい桜を楽しめました。
1941年生まれの出雲構えの狛犬。
よく見ると、こちらは小さな子供を連れています。
出雲構えで玉取りと子取りの組み合わせは珍しいみたいです。
神門と回廊。
写真には写っていませんが、階段手前の右側に手水舎があります。
隠岐神社は比較的新しい神社で、後鳥羽天皇の700年祭の年である昭和14年(1939年)に創建されました。
拝殿。後ろには隠岐造の御本殿があります。
御本殿は玉垣の手前からだと、よく見えませんでした。
下の画像は拝殿と祭器庫。
境内には摂社や末社は見当たりません。
隠岐神社の隣には、後鳥羽天皇の行在所跡や御火葬塚があるので、歴史に興味がある方は一緒に周ってはいかがでしょうか。
また、海士町で一番大きく社務所があるのは隠岐神社ですが、島の一の宮は宇受賀命神社(うずかみことじんじゃ)になります。
宇受賀命神社は社務所がないので、御朱印などは隠岐神社で頂くことができます。
お守りなどの授与品
私が参拝したときは、おみくじやお守りが無人の授与所の前に並んでいて、初穂料を箱に納めるようになっていました。
御朱印帳も並んでいたので無人でも頂くことができますが、いつも並んでいるわけでもないようです。
御朱印の受付時間と初穂料
隠岐神社の授与所は閉まっていることが多いですが、袋に入った御朱印がお賽銭箱の横に置いてあります。
御朱印の初穂料は300円でした。
※2023年11月に参拝したところ、御朱印の初穂料が500円に変更されていました。
こちらは、令和2年4月の「新型コロナウイルス感染流行鎮静祈願」で、郵送授与をしていた御朱印とお守りなどのセット。
「海士乃塩」などもセットになっていました。
御朱印帳のデザインと初穂料
隠岐神社のオリジナル御朱印帳は、紫の布地に金色で社紋がデザインされています。
サイズは大判(縦約18センチ・横約12センチ)で、初穂料は2,000円でした。
超ムズい?海士町へのアクセス
海士町は隠岐諸島の本土に近い方にある島で、アクセスは隠岐汽船のフェリーや高速船が便利です。
本土から一番遠く大きい島(隠岐の島町)に隠岐空港はありますが、伊丹空港と隠岐空港を結ぶ路線は1日1便のみ。
しかも、隠岐空港がある隠岐の島町から海士町までフェリーや高速船に乗る必要があり、飛行機との接続が悪いためお勧めできません。
東京からのアクセス
- 【移動時間が短いルート】
羽田空港(ANA)→米子鬼太郎空港(タクシー・フェリー接続バス)→隠岐汽船フェリー(境港か七類)→海士町 - 【安いルート】
東京から夜行バス→松江(フェリー接続バス)→隠岐汽船→海士町
大阪方面からのアクセス
- 【移動時間が短いルート】
新大阪(新幹線)→岡山(特急やくも)→米子(フェリー接続バス)→隠岐汽船フェリー(境港か七類)→海士町 - 【安いルート】
梅田・難波・三宮から高速バス→米子(JR境線)→境港→隠岐汽船→海士町
名古屋からのアクセス
- 【移動時間が短いルート】
名古屋(新幹線)→岡山(特急やくも)→米子(フェリー接続バス)→隠岐汽船フェリー(境港か七類)→海士町 - 【安いルート】
名古屋から夜行バス→米子(フェリー接続バス)→七類港(隠岐汽船フェリー)→海士町
隠岐汽船のフェリーと高速船に乗る際の注意点
- 出発・到着する港が、七類(島根県)と境港(鳥取県)の2つあり、フェリーによって異なる
- フェリーは季節によって運行便数が変わり1~2月は特に少ない
- 冬は日本海が時化やすく、波高4メートルくらいからフェリーが欠航する(2~3日連続欠航もある)
- 高速船はフェリーより欠航が多い
- 高速船は12月20日~2月15日は休航
- 高速船は繁忙期は本土と隠岐を1日2往復だが、閑散期は1日1往復のみの運行
- フェリーによっては海士町(菱浦港)に停泊しないため、隣の西ノ島町(別府港)に内航船で移動が必要
私が初めて隠岐汽船のフェリーに乗ったとき、時刻表を見ても頭の中は「???」で理解できませんでした。
そこで、東京から海士町への詳しいアクセスとモデルコースを作ってみました。
東京から海士町へのアクセスと観光モデルコース
東京から海士町へのアクセスや観光スポットを作ってみました。
飛行機やフェリー(隠岐汽船)の時刻は2022年6月時点のダイヤをもとに作成したもので、冬やお盆の時期とは時刻表が異なります。
また、冬は日本海が時化てフェリーが欠航することが多く、高速船は休航となるので旅行するのには厳しい季節になります。
モデルコースは参考程度にご覧になって、必ず飛行機とフェリーの時刻表をご確認下さい。
一番早く海士町に到着するコース
- 羽田空港(ANA382便) 06:50発
- 米子鬼太郎空港 08:15着
- 米子鬼太郎空港から七類港までタクシー
(約25分 約3,000円) - 七類港から「フェリーくにが」 09:30発
- 菱浦港 12:40着
- 菱浦港からバス(豊田線)・タクシー・レンタサイクルで隠岐神社へ
- (15:00以降) 松本潤さん出演番組で紹介されたホテル「Ento(マリンポートホテル海士)」にチェックイン
前日に境港に宿泊するコース
- 羽田からANAで米子鬼太郎空港へ
- 境港駅徒歩2分の「天然温泉 境港夕凪の湯 御宿野乃」に宿泊
- 時間があれば、近くの「水木しげるロード」を観光
- 境港駅からフェリー接続バス「七類行き」に乗車 08:09発
- 七類港 08:24発着
- 七類港から「フェリーくにが」 09:30発
- 菱浦港 12:40着
- 菱浦港からバス(豊田線)・タクシー・レンタサイクルで隠岐神社へ
- (15:00以降) 松本潤さん出演番組で紹介されたホテル「Ento(マリンポートホテル海士)」にチェックイン
境港夕凪の湯御宿野乃は、ドーミーイン系列の和風ホテル。
朝食バイキングと夕食バイキングが美味しい、天然温泉大浴場もあるホテルです。
宿泊レポートは、下のリンクから姉妹サイトをご覧ください。
高速船を利用するコース(2022/4/23~2022/8/31)
- 羽田空港(ANA383便) 09:15発
- 米子鬼太郎空港 10:40着
- 境港から高速船「レインボージェット」 12:00発
- 別府港 14:05着
- 別府港から「内航船いそかぜ」 14:10発
- 菱浦港 14:17着
- 菱浦港からバス(豊田線) 14:30発
- 隠岐神社バス停 14:44着
- (15:00以降) 松本潤さん出演番組で紹介されたホテル「Ento(マリンポートホテル海士)」にチェックイン
※菱浦港からタクシーやレンタサイクル(要予約)で移動することもできます。
海士町から東京へ帰るおすすめルート
海士町は小さな島で、派手な観光スポットはありません。
自然の中でのんびりしたい方は、海を眺めたりボーッと過ごしたりできますが、意外に時間をつぶすのに苦労するかも。
行きたい場所があまりないときは、ダイナミックな風景を楽しめる隣の島(西ノ島)に内航船で移動するのがお勧めです。
内航船の乗船料は300円です。
早めに東京に戻るルート(2022/1/1~2022/2/28)
- 菱浦港から「フェリーくにが」に乗船 09:40発
- 境港 13:20着
- 境港からフェリー接続バス「米子行き」に乗車 13:25発
- 米子鬼太郎空港 13:36着
- 米子鬼太郎空港(ANA1088便) 14:25発
- 羽田空港 15:45着
早めに東京に戻るルート(2022/3/31~2022/12/31)
- 菱浦港から「フェリーしらしま」に乗船 09:50発
- 境港 13:20着
- 境港からフェリー接続バス「米子行き」に乗車 13:25発
- 米子鬼太郎空港 13:36着
- 米子鬼太郎空港(ANA1088便) 14:25発
- 羽田空港 15:45着
午後のフェリーで東京に戻るルート(3/31~12/31)
- 10時にEntoをチェックアウト
- 海中展望船あまんぼう(4月1日~10月31日のみ期間運行)、宇受賀命神社、明屋海岸、金光寺山など島内を巡る
- 菱浦港から「フェリーおき」に乗船 15:15着
- 七類港 17:55着
- 七類港からフェリー接続バス「米子行き」に乗車 18:00発
- 米子鬼太郎空港 18:26着
- 米子鬼太郎空港で夕食
- 米子鬼太郎空港(ANA390便) 20:55発
- 羽田空港 22:15着
西ノ島町の観光をするルート(3/31~12/31)
- 菱浦港から「内航船いそかぜ」に乗船 10:51発
- 別府港 10:58着
- 西ノ島観光(隠岐国一の宮 由良比女神社、焼火神社、国賀海岸、摩天崖などを巡る)
- 別府港から「フェリーしらしま」 15:45発
- 七類港 17:55着
- 七類港からフェリー接続バス「米子行き」 18:00発
- 米子鬼太郎空港 18:26着
- 米子鬼太郎空港で夕食
- 米子鬼太郎空港(ANA390便) 20:55発
- 羽田空港 22:15着
隠岐神社の詳細
- 住所:隠岐郡海士町海士1784
- 路線バスのアクセス:菱浦港(隠岐汽船)で下船後、島内バス「豊田線」に乗車、「隠岐神社」バス停下車すぐ
- 駐車場:あり(道路を挟んだ鳥居の前・手水舎の横)
- 参拝可能時間:自由
- 参拝所要時間:20~40分
- 授与所の受付時間:無人の場合が多い
- 御朱印:あり
- オリジナル御朱印帳:あり
- トイレ:あり
※このページの内容は参拝時、もしくは投稿時のものになります。