金持神社に参拝して御朱印を拝受しました。
鳥取県日野郡に鎮座する金持神社は、名前の縁起の良さから「金運のパワースポット」として有名な神社です。
このページでは、金持神社の御祭神と御神徳、御朱印と御朱印帳、金運グッズの種類と通販、周辺のランチ、最寄駅からのアクセスについて紹介します。
※2021年9月、新型コロナウイルス対策によって変更になった御朱印と宝くじ売り場を追記。
御祭神と御神徳(ご利益)
- 御祭神:天之常立神・八束水臣津野命・淤美豆奴神
- ご神徳:金運招福・開運招福・商売繁盛・家内安全・交通安全
金持神社の由来
今から約1,210年前、出雲の神官の息子が伊勢神宮に参拝するために、この地を通りかかりました。
すると、お守りとして身につけていた玉石の根付が急に重くなりました。
その後、この地に宮造りをするよう神様のお告げを夢で見たので、出雲の長浜神社より勧請し神社が造られました。
創建当時は「妙見宮」と称されていましたが、明治元年の神社改正の際に「金持神社」に改正されています。
また、金持神社が鎮座する「金持郷」は、昔は黄金より勝ると言われた「玉鋼」の産地です。
玉鋼の原料となる真砂鉄が採れる谷を多く所有し、昔は鉄(てつ)のことを金(かね)と読んでいた事にちなみ、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれるようになったと伝えられています。
金持党発祥の地
駐車場のそばに、碑石が建立されていました。
碑文には、全国の「金持」姓の発祥の地と、南北朝時代に活躍した「金持党」の由来が書いてあります。
境内の見どころ
参道の手前に手水舎があり、木に囲まれた階段が続いています。
こじんまりとした手水舎では、龍神の口から水が出ていました。
一の鳥居をくぐると、すぐに急な階段になっています。
参道の両脇には、鳥取県銘木100選に選ばれたサワラとチャンチンの2本がありました。
上の画像の右側の木が鳥取県銘木100選のチャンチンです。
狛犬とチャンチンの木。
うっすらと苔が生えた狛犬に癒やされます。
かなり古そうな狛狐(犬かも???)。
約90段の石段を上がったところに、お社があります。
お社の少し下(画像の右側)の建物は授与所です。
小さいけれど、木彫り細工が施されたお社。
賽銭箱の上の木彫りの龍神。
こちらは、かなり新しい木彫りの龍神。
お社の中には、龍神の絵が飾ってあります。
窓ガラス越しでも中の龍神が見やすいように、センサーライトが取り付けられていました。
宝くじ当選祈願の絵馬
絵馬掛けには「招運来福・諸願成就」の文字と龍神が描かれた絵馬が沢山かかっています。
願い事は「高額当選しますように」「ロト6に当たりますように」「年末ジャンボが当たるように」「金持になりたい」など、お金が欲しいというものが殆ど。
高額当選のお礼参りの絵馬も掛けられていました。
こんなに「お金お金お金、お金が欲しい」と願い事されて神様は疲れないのかな?嫌にならないのかな?と思うのは私だけでしょうか。
まずは、普通に生活できて参拝できることの感謝をお伝えするのが先だと思ったので、私は参拝させて頂いたお礼を神様にお伝えしました。
最寄駅からのアクセス
金持神社の最寄駅は、JR伯備線の根雨駅になります。
根雨駅から金持神社までの距離は約3.4kmで、徒歩の所要時間は45分前後。
根雨駅から金持神社までの町営バスも運行されていますが、授与所が開いている時間帯のバスは1日1便のみで、残り3便のバスは早朝と夕方になってしまいます。
また、根雨駅から金持神社までは緩い上り坂が続き、途中にコンビニなど一切内のありません。
私が参拝した時は、男性が2人駅から歩いてきましたが、かなり辛そうな顔をしていました。
歩きに自信がない方は駅に着いたらタクシーを呼ぶことをおすすめします。
参拝者用駐車場は札所の横にあり、金持神社は川を渡った先に鎮座しています。
橋を渡ると「金持神社参道入口」の案内が見えます。
駐車場から手水舎までは約5~7分です。
真冬は雪対策が必要
金持神社は雪が積もりやすい土地に鎮座しています。
数年前、米子自動車道が積雪のために通行止めになり、一般道に降りた車も積雪で動けなり、翌日まで動けなくなったエリアも金持神社の近くです。
また、雪が降ると伯備線も積雪で運休になったり、運行が遅れることも多いので、真冬の参拝時には事前に天気予報や運行情報を確認することが大切。
雪道に慣れていない方は、積雪時の参拝は避けたほうが良いでしょう。
周辺のランチ
金持神社の周辺には飲食店やコンビニはありません。
約3.4km離れた場所にある、最寄駅の根雨駅周辺に蕎麦屋や洋食屋など飲食店が数店舗ありました。
飲食店は休みの場合も多いので、美味しいものをしっかり食べたい時は電車に乗る前に食べるか、米子方面から車で行くなら、日吉津から皆生温泉にかけてのロードサイドレストランで食べることをオススメします。
財布など縁起物の通販
金持神社の札所では、財布などの縁起物の通販も行っています。
- 金持神社祈願済みの財布
- 黄色いハンカチ
- 銀製招福銭
- 金持神社招福銭
- 金持はし
- 金持神社交通安全ステッカー
- 天然石ブレスレット
なお、御札やお守り、御朱印、御朱印帳の通販は行っていません。
御朱印やお守りを頂きたい方は、参拝後に授与所で頂いて下さいね。
御朱印帳の種類と初穂料
私が参拝した時は、金持神社のオリジナル御朱印帳は2種類ありました。
目を引いたのは、表紙と中の和紙まで全て金色の「令和改元記念御朱印帳」。表紙には龍神と本殿が描かれています。
中まで金色の御朱印帳のサイズは、大きなサイズで初穂料は5,000円でした。
小さなサイズの黄色い御朱印帳は2,000円です。
御朱印の初穂料と受付時間
授与所が開いている時間は10時から16時ですが、手書きの御朱印の受付時間は10時から15時45分です。
書き置きの御朱印は16時まで頂くことができます。
私は持参した御朱印帳に直書きして頂きました。
2021年9月に参拝したときは、新型コロナウイルス感染防止のため、御朱印はすべて書き置きで直書きは不可に。
書き置き御朱印の初穂料は、白い奉書紙が300円、金色が500円です。
宝くじ売り場の場所
金持神社では宝くじを販売していません。
最寄りの宝くじ売り場は、JR根雨駅に隣接する「金持テラスひの」になります。
宝くじ売り場の近くには、金持神社の分祠(ぶんし)が鎮座。
宝くじを購入したあとは、金持神社の分祠にお参りすることができます。
金持神社の詳細
- 住所:鳥取県日野郡日野町金持1490
- 最寄駅:根雨駅から約3.4km
- 駐車場:あり(無料)
- オリジナル御朱印帳:あり
- 御朱印:あり
- 授与所受付時間:10時~16時(直書きの御朱印は15時45分まで)
- 参拝所要時間:20~40分
※このページの内容は参拝時および執筆時のものです。現在は受付時間や初穂料が変更になっている場合もあります。