飛瀧神社に参拝して、御朱印と御朱印帳を拝受しました。
飛瀧神社は熊野那智大社の別宮で、世界遺産の「那智の滝」をご神体とする神社です。
このページでは、飛瀧神社の御祭神と御神徳(ご利益)、御朱印帳やお守りなどの授与品、那智の滝を間近で拝することができる「お滝拝見舞台」、熊野那智大社・東京・大阪からのアクセスと周辺の駐車場について紹介します。
飛瀧神社の読み方
飛瀧神社の読み方は「ひろうじんじゃ」です。
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)の別宮で、那智山信仰の根元となる神社です。
熊野の神様は、もともとは飛瀧神社が鎮座する場所に祀られていました。
御祭神とご神徳(ご利益)
- 御祭神:大己貴命(おおなむちのみこと)
- 御神徳:縁結び・恋愛成就・子宝祈願・子授かり・夫婦円満・家庭円満・商売繁盛・五穀豊穣・金運上昇など
見どころ
一の鳥居と石碑。
石碑には「那智大社別宮 飛瀧権現 那智大瀧」の文字が刻まれています。
少し先には「世界遺産 那智御滝」の石碑も。
一之鳥居の手前は上り階段ですが、鳥居の先は下り階段が続きます。
階段を降りきると「光ヶ峯遥拝石」が。
「光り石」と呼ばれる石で、撫でることで那智権現のお力を頂けるそうです。
光ヶ峯遥拝石
光ヶ峯は熊野の神様が降臨したと伝えられている御山で、那智山熊野信仰の原点となります。
この石は原点の地である光ヶ峯に通じており、ここは遥拝所として重要な場所となっています。
そのため、この石を撫でるとその原点のお力を頂くことができると伝えられております。
階段を下った正面に見えるのが、那智の滝と二の鳥居。
飛瀧神社は御神体の那智の滝を拝むため、社殿や拝殿はありません。
那智の滝は、高さ133m・銚子口の幅13m ・瀧壺の深さは10m以上ある、日光の華厳の滝、立山の称名ノ滝とともに日本三名瀑のひとつ。
私が参拝したときは、それほど水量は多くありませんでしたが、雨の後は水量が多く迫力満点の滝を拝することができます。
行きは下りだったので、帰りは上の画像のように階段を登って帰ります。
お滝拝所の拝観料とお守り
お滝拝所舞台は、那智の滝を最も近い場所で拝することができます。
料金は大人300円・小中学生200円・未就学児は無料。
料金を支払うと「那智御滝 飛瀧神社延命御守」を頂けます。
画像では伝わりにくいですが、二の鳥居で見るより迫力があり、水量が多いと水しぶきを浴びるほど。
滝の音を聞いているだけで、心身ともに浄化されていくような感覚になりました。
帰り道の途中には、御滝本祈願所があり絵馬を奉納することができます。
護摩堂の御祭神は大己貴神・役小角・不動明王・弘法大師・安倍晴明・丈覚上人。
こちらでご祈祷をして頂くこともできます。
延命長寿の水と伝わる御神水
お滝拝所舞台の手前には、延命水と伝わる「延命長寿のお瀧水」を飲むことができます。
延命水を飲めるのは2ヶ所。
100円の盃を頂いて水を飲み、記念として盃を持ち帰ることもできます。
お守りなどの授与品リスト
- 烏牛王神符 800円
- 昇運神龍守 800円(飛瀧神社のみで授与)
- 勝守 800円
- 開運招福守 1,000円
- さくら結守 800円
- 健康守 800円
- 御幸守 800円
- やたがらす守 800円
- 子供守 800円
- 無病息災守 800円
- 心願成就守 800円
- 夫婦守 800円
- 金運足腰健康守 800円
- 神殿守 1,000円
- 腕輪守 3,000円
- 純銀鈴守 5,000円
- 烏みくじ 500円
授与所でお守りなどを頂く方を見ていると、烏文字の護符「烏牛王神符」や龍神デザインの黒いお守り「昇運神龍守」が人気のようです。
また、可愛い表情をした八咫烏(ヤタガラス)の「烏みくじ」も人気のようでした。
御朱印の種類と初穂料
飛瀧神社では御朱印を頂くことができます。
授与所の受付時間は9:00~16:30。
御朱印の初穂料は、通常御朱印が300円、特別御朱印が500円です。
特別御朱印は書き置きのみになります。
コロナ禍で御朱印の直書きを中止する神社が増えていますが、通常御朱印は持参した御朱印帳に書いて頂けました。
2021年4月に参拝したときは、通常の御朱印のみ拝受。
2020年1月に参拝したときは、特別御朱印を拝受しました。
御朱印帳の種類と初穂料
飛瀧神社ではオリジナル御朱印帳を頂くことができます。
- 扇祭(那智の火祭り)デザイン
・初穂料 1,500円
・サイズ 大さいサイズ(縦約18センチ・横約12センチ) - 社殿と那智の滝デザイン
・初穂料 1,500円
・サイズ 大さいサイズ(縦約18センチ・横約12センチ) - 木製御朱印帳
・初穂料 2,500円
・サイズ 大さいサイズ(縦約18センチ・横約12センチ)
御朱印帳のデザインは熊野那智大社と同じでした。
画像の「扇祭デザイン」の御朱印帳は、金色の糸が使われた色鮮やかなデザインに一目惚れ。
使い切れない御朱印帳が何冊もあるのに、衝動的に頂いてしまいました。
電車と路線バスのアクセス
飛瀧神社へのアクセスは、JR紀勢本線 紀伊勝浦駅から路線バス31系統「那智山行き」に乗車。
「那智の滝前」で下車すると、目の前に一の鳥居が見えます。
東京方面からのアクセス
- 羽田空港→南紀白浜空港(JAL)
- 南紀白浜空港→紀伊勝浦駅(空港連絡バス)
- 紀伊勝浦駅→那智の滝前(路線バス31系統)
大阪・京都方面からのアクセス
- 新大阪駅・京都駅などから「特急くろしお号」に乗車して紀伊勝浦駅で下車
- 紀伊勝浦駅から路線バス31系統「那智山行き」に乗車して「那智の滝前」下車すぐ
おすすめの駐車場
飛瀧神社の鳥居のすぐ横に駐車場があります。
ところが、車輌が入れないようになっていて、一般車両は駐車することはできません。
案内板には下記の文章が書いてありました。
「この溝より奥は社有地です。
ここはバス優先駐車場域としていますから、認可者以外の車輌は駐車をご遠慮ください。
熊野那智大社」
オススメは鳥居の周辺にある民間駐車場です。
有料ですが、飛瀧神社の鳥居の目の前に最も近い駐車場があります。
駐車料金を節約したいときは、那智山観光センターの無料駐車場を利用しましょう。
ただし、GWなどは有料になります。
熊野那智大社・青岸渡寺からのアクセス
熊野那智大社と青岸渡寺から飛瀧神社のアクセスは、徒歩が基本になります。
熊野那智大社と青岸渡寺は隣接しているので一緒に参拝できますが、飛瀧神社は長い階段を15~25分ほど下ると、一の鳥居に到着します。
「那智山バス停」から「那智の滝前」まで路線バスで移動することができますが、熊野那智大社から「那智山バス停」まで473段に階段を下るうえに、バスの運行が1時間に1本程度なのでお勧めできません。
なお、車で行く場合のお勧めの駐車場とルートは前のページで紹介しています。下のリンクをタップしてご覧ください。
飛瀧神社の詳細
- 住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
- 最寄り駅:JR紀勢本線 紀伊勝浦駅からバス「那智の滝前」下車
- 駐車場:なし
・一の鳥居周辺に有料駐車場
・少し離れた場所に無料の「那智山観光センター駐車場」 - 授与所受付時間:9時~16時30分
- 参拝可能時間:自由
- 参拝所要時間:25分~45分
- オリジナル御朱印帳:あり
- 御朱印:あり
このページの内容は参拝時および執筆時のものになります。