冠纓神社にバスツアーで参拝をして、御朱印を拝受しました。
香川県高松市に鎮座する冠纓神社は「さぬき十五社霊場」の一社で、縁結びや恋愛のパワースポットとして女性に人気の神社です。
このページでは、冠纓神社の御朱印と御朱印帳、お守りの種類、境内の龍王神社や安倍晴明神社などの見どころ、バスや電車のアクセスを紹介します。
御祭神と御神徳(ご利益)
冠纓神社の御祭神は、仲哀天皇・応神天皇・神功皇后の3柱。
御神徳は、勝負運・出世開運・交通安全・学業教育・家内安全・災厄削除安産・子育大願など。
冠纓神社の見どころ
神門から二之鳥居を見ると、一之鳥居の先まで参道が続いているのが分かります。
今回はバスツアーで参拝してバスが裏参道に停まったため、一之鳥居から参拝することはできませんでした。
一之鳥居と二之鳥居の間には石灯籠が並び、中間あたりには注連柱があります。
寺院っぽい造りの神門。
神門の提灯を見ると「巴紋」が入っていたので、八幡宮であることが分かりました。
冠纓神社は地元では「かむろ八幡宮」として親しまれています。
室町時代に細川頼之が、京都府八幡市に鎮座するの石清水八幡宮から授かった「冠のひも(冠纓)」奉納したことから、「かむろ(冠尾)八幡宮」と呼ばれるようになりました。
神門をくぐり境内に入ると、正面に注連柱があります。
手水舎で手口を清めて進むと、「さがして、見つけて、参拝。」と書かれた境内の案内版が目に入りました。
- 清澄の鐘(精神健康・学力向上)
- 安倍晴明神社(方除・除災)
- 龍王神社(良縁・恋愛)
- 願い石、叶い石
- 子宝・安産の石
- 水神(眼の神様・眼病予防)
- 御力巡り(百幸千福)
案内板には上の7つのスポットが紹介されています。
安倍晴明神社
冠纓神社の神主を安倍晴明が勤めたという伝承があることから、安倍晴明が祀られているとか。
10年以上前の資料や画像を調べてみると、安倍晴明にかかわる記載が全くないので、ちょっとモヤッとしました。
龍王神社
龍王神社の鳥居には、「縁結び」のピンクのハートが掲げられ、鳥居や拝殿にはピンクのハートが飾ってあります。
龍王神社の御祭神は分かりませんが、社名から判断すると、おそらく龍蛇神が御祭神だと思います。
女性ウケしそうな「縁結び」と「ピンクのハート」で派手に飾って、人寄せのためにやっているのかも。
拝殿横の絵馬掛けには「縁結び」と「縁結」の2種類の絵馬がかけられています。
龍王神社の横にある「女石」と「男石」を八の字を描くように歩くと、恋愛成就の願いが叶うとか。
ちなみに、画像左側の丸い石が「女石」、右側の四角い石が「男石」です。
御力巡り
本殿と拝殿の下をくぐるのが「御力巡り」です。
御力巡り入口の案内には、以下の説明が書いてありました。
21世紀は御力(ミリョク)の時代です。
御力とは、本物か偽物かが問われる時代です。
神様の御力をいただいて本物になりましょう。
御力をいただける御力巡りをどうぞ。
あなたに百幸千福を招きます。
開運の桃
開運の桃を右に3回まわすと、神様の力がいただけるそうです。
厳島神社
裏参道横の池に鎮座する厳島神社。
御祭神は、おそらく宗像三女神です。
神馬と謎の神社
神馬像には八幡宮の神紋が入った布が巻いてありました。
神馬像の横には、よく分からない謎の神社が。
木を祀った神社で、鳥居の下にある銭形の石碑には「敬神崇祖」の文字が刻まれています。
何の説明文もないので、具体的なことは何も分からず。
水神
手水舎の前に鎮座する「水神」。
真名井の井戸の御神水を祀っているようです。
願掛け狛犬
沢山の紐が結ばれた願掛け狛犬。
その他、白鳥神社・招魂社・道祖神・地球新生神宮などが境内に鎮座。
地球新生神宮ってちょっと怪しいかも。
由緒ある神社のはずなのに、なんともいえない不思議な感じがします。
帰ってからWikiで調べると、宮司さんと神社庁で色々と揉めたようで納得の内容でした。
お守りの種類と初穂料
15時30分ごろに神社に到着する前に、「こちらではお守りや御朱印はセルフで頂けます」という添乗員さんの説明がありました。
どういうことだろう?と思って授与所に行ってみると、お守りや縁起物、絵馬などが何種類も並んでいます。
それぞれの初穂料が書いてあり、初穂料は小さな賽銭箱に入れるシステムです。
盗まれないのかなーと心配になりますが、参拝する人に悪い人はいないという性善説で成り立っているのかもしれません。
御朱印の種類と初穂料(値段)
冠纓神社の御朱印は、冠纓神社・月替りの御朱印・安倍晴明神社・龍王神社の4種類。
初穂料は500円です(2020年は300円でしたが、2022年に参拝したときは500円になっていました)。
日付が入っていない書き置きの御朱印が袋に入っていて、初穂料は専用の賽銭箱に入れます。
私が参拝したときは、龍王神社の御朱印だけ残っていました。
2020年に参拝した際は、希望の御朱印がないときは郵送でも送ってもらえました。
御朱印の郵送は、切手が貼って置いてある封筒に自分の宛名を書き、希望する御朱印の種類と体数を書いたメモと初穂料+送料を封筒に入れて完了。
冠纓神社・安倍晴明神社・龍王神社の御朱印1体ずつをお願いしたところ、1週間くらいで自宅に届きました。
参拝した日の日付も入っていて、日付なしの書き置きの御朱印を頂くよりも良かったかも。
カラフルな御朱印を集めている方にはオススメです。
2022年9月、久しぶりに参拝。
この日は4種類の御朱印すべて残っていました。
月替りの御朱印のみを拝受。お月見をしているウサギが秋らしいデザインです。
御朱印帳のデザインと初穂料(値段)
冠纓神社の御朱印帳のデザインは12種類。
初穂料は1,300円~1,500円です。
見本を見た感じでは、オリジナルデザインの御朱印帳ではないみたいです。
高松空港と電車のアクセス
高松空港から冠纓神社までの距離は約2.8kmになります。
バスは、高松空港から「ことでんバス」由佐線に乗車し「香南支所」で下車して、神社までは徒歩約2分。
空港からのアクセスは、バス・タクシーの他、レンタサイクルを借りるのもオススメ。
また、「アパホテル<高松空港>」は空港と冠纓神社の中間に位置し、神社までは約1.4kmの場所で泊まって参拝するのベストな立地。
ホテルでは、高松空港の無料送迎サービスも実施しているので、空港からホテルまで無料送迎サービスを利用して、ホテルから歩いて参拝する方法もあります。
また、高松駅からのアクセスは、高松空港までリムジンバスで移動して由佐線に乗り換えると歩く距離が少なくなります。
運賃が一番安いルートは、高松駅から「ことでんバス」鹿角線に乗車して「長神」で下車、約18分歩きますが運賃は最安値に。
いずれにしても、バスは運転本数が少なく1時間に1本前後。バスを利用する場合は事前に時刻表を確認しましょう。
冠纓神社の詳細
- 住所:香川県高松市香南町由佐1413
- 最寄りバス停:ことでんバス由佐線「香南支所」
- 参拝可能時間:自由
- 授与所の受付期間:不明
- 駐車場:裏参道に駐車スペースあり
- 御朱印:あり(冠纓神社・安倍晴明神社・龍王神社)
- オリジナル御朱印帳:なし
- 参拝所要時間:20~40分
※このページの内容は参拝時、および執筆時に調べたものになります。