滋賀県大津市に鎮座する日吉大社に参拝しました。
日吉大社の神様のお使いが猿であることから、申年の守り神としても信仰されている全国の日吉神社・日枝神社・山王神社の総本宮で、比叡山延暦寺の護法神としても篤く信仰されています。
また、二十二社(下八社)の一社で、かつては「日吉社(ひえしゃ)」と呼ばれていました。
このページでは、日吉大社の御祭神・御神徳(ご利益)・御朱印帳や御朱印の種類と初穂料・神猿・紅葉の見頃の時期・ライトアップ・花手水について紹介します。
なお、日吉大社へのアクセスと駐車場、拝観料や所要時間などについては次のページを御覧ください。
御祭神
- 大己貴神
- 大山咋神 他
日吉大社の主祭神は西本宮の「大己貴神(おおなむちのかみ)」と東本宮の「大山咋神(おおやまくいのかみ)」です。
日吉大社の境内には約40のお社があり、それぞれに異なる神様が祀られています。
御神徳(ご利益)
- 方除け
- 厄除け
- 縁結び
- 家内安全
- 夫婦和合
- 商売繁盛
猿は神様のお遣い
日吉大社の眷属(神様のお使い)は猿です。
比叡山に多く生息していた猿が、いつからか魔除けの象徴として大切にされるようになりました。
日吉大社では「魔が去る」「勝る(まさる)」に通じるよう「神猿(まさる)」の名前で大切にされています。
西楼門の屋根の下にも神猿がいて、4隅でそれぞれが屋根を支えています。
ポーズが異なるので探してみると面白いかもしれません。
授与品コーナーには、神猿さんのお守りやおみくじなどが並んでいます。
私は「プレミアム神猿みくじ」の金と銀を頂きました。
※プレミアム神猿みくじは平成30年に頂いたもので、現在は金色と通常の茶色の2色になっています。
また、申年生まれの人はアンケートに記入すると、小さな神猿さんを頂けるということで、金色の神猿さんも頂いてきました。
紅葉の見ごろの時期
日吉大社は紅葉の名所としても有名です。
紅葉のピークは11月下旬から12月上旬ごろになることが多く、2020年12月2日に参拝したところ落葉が始まっている木が多めでピークの紅葉も残っていました。
山王鳥居に向かう参道は、ほとんどの紅葉が落葉しています。
山王鳥居の奥は美しい紅葉が残っていました。
山の上に鎮座する牛尾宮と三宮。
真っ赤に色づいた紅葉と西楼門。
社務所周辺の紅葉。
白山宮から社務所の方を見ると、美しい風景が広がっていました。
広大な境内には紅葉が点在し、これから見頃を迎える紅葉や落葉した紅葉を楽しむことができました。
来年は11月下旬ごろに参拝できたらいいなと思います。
桜の見頃時期
日吉大社の境内に植えられた桜は少ないですが、坂本比叡山口駅から日吉大社に向かう参道の両側にはいろいろな桜が植えられています。
濃いピンク色が美しい八重咲きの枝垂れ桜。
4月上旬ごろには白っぽい桜から濃いピンクまで、桜のグラデーションを楽しめます。
日吉大社の反対側の歩道は枝垂れ桜が多いように感じます。
日吉大社側は「るろうに剣心」のロケ地にもなった歩道が続き、ソメイヨシノなどが植えられていました。
西教寺方面の案内板周辺の桜。
車で通るとゆっくりと桜を楽しめないので、坂本比叡山口駅から歩いて日吉大社へ行くのがお勧めのルートです。
花手水の開催期間
2020年秋の花手水は、10月5日から12月6日まで開催されました。
花手水の期間中は毎週火曜日に花が変わり、毎回異なるテーマで花が活けられます。
こちらは11月20日に撮影した花手水。
ニュアンスカラーの菊を中心にケイトウや紫陽花、紅葉したモミジや銀杏があしらわれた、晩秋をイメージしたデザインです。
ライトアップされた夜に撮影したので、全体的に暗くなってしまいました。
こちらは12月2日に撮影した花手水。
12月らしくテーマは「冬華」。
煌めく冬景色をイメージした、紅白の花が華やかなデザインです。
使われていた花材は菊・トルコギキョウ・スカビオサなど。
縦に活けられた綿花がクリスマスっぽく、可愛く華やかな花手水です。
もみじ祭ライトアップ
2020年のライトアップは11月7日(土)から12月6日(日)まで開催されました。
ライトアップされる時間の拝観料は無料で、大宮橋・山王鳥居・西本宮手前の楼門まで入場できます。
私は11月20日にライトアップを見に行きましたが、紅葉の色づきはピーク手前といった印象。
山王鳥居のライトアップは様々なカラーに変化します。
山王鳥居をくぐり社務所前まで進むと、美しい紅葉に出会うことができました。
西本宮と拝殿まで進むことはできませんが、西楼門からライトアップされた西本宮を拝観することができます。
賽銭箱は設置されていませんでしたが、西楼門前で手を合わせました。
御朱印の種類と初穂料
日吉大社では、日吉大社の他に境内のお社と日吉東照宮の御朱印をいただくことができます。
- 日吉大社(金の御朱印)
- 日吉大社
- 西本宮
- 東本宮
- 宇佐宮
- 牛尾宮
- 白山宮
- 樹下宮
- 三宮
- 日吉東照宮
御朱印の初穂料は300円。金の御朱印は500円です。
日吉大社(境内のお社の総称)と西本宮の御朱印。
東本宮と境外社の日吉東照宮の御朱印。
日吉東照宮は、日吉大社から歩いて約15分の場所に鎮座します。
御朱印を頂いたあとで参拝する予定でしたが、土日祝日だけ開門していることを後で知り、参拝は次回に持ち越しにしました。
参拝できなかったのに御朱印を頂いてしまい反省です。
2021年4月1日に拝受した御朱印。
文字に書き手の個性が出るので、毎回違う雰囲気になります。
こちらは平成30年に拝受した御朱印。
この時は金の御朱印も頂きました。
4種類ある御朱印帳のサイズと値段
日吉大社では4種類の御朱印帳を頂くことができます。
- 山王鳥居と紅葉の御朱印帳
小サイズ(ビニールカバー付き)
初穂料 1,200円 - ピンク地に社紋の御朱印帳
小サイズ(ビニールカバー付き)
初穂料 1,200円 - 日吉東照宮の御朱印帳
大サイズ
初穂料 1,200円 - 神仏霊場 参拝御朱印帳
大サイズ
初穂料 2,700円
日吉大社の境外末社
「日吉東照宮」の御朱印帳ができました!
日吉大社・西本宮と日吉東照宮では土日祝に扱っています。日吉東照宮は、坂本から比叡山延暦寺へ向かう坂本ケーブルのすぐ近くにあります!
大河ドラマでの家康が今後どのように描かれるのか楽しみですね。 pic.twitter.com/YrOmr4ZFU9
— 日吉大社 (@hiyoshitaisha) August 28, 2020
日吉大社の小さいサイズの御朱印帳は真っ白な紙でしたが、日吉東照宮の紙は「鳥の子紙」を使用。墨の滲みが少なそうです。
黒地に社殿がデザインされ、中心のに徳川の「三つ葵紋」がデザインされてすごく素敵。
使い切れない御朱印帳が何冊もあるので、今回は頂くのをぐっと我慢しました。
まとめ
季節ごとの美しい風景を楽しめる日吉大社。
春の桜、夏の青紅葉、秋の紅葉を楽しめたので、次は冬に参拝できたらいいなと思います。
日吉大社の周辺には、比叡山延暦寺や美しい庭園を散策できる「旧竹林院」など見どころも多いので、1日かけてゆっくりと散策するのもお勧めです。
日吉大社の詳細
- 住所:滋賀県大津市坂本5-1-1
- 最寄駅:京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩約10分
- 駐車場:あり(約50台)
- 参拝可能時間:9:00~16:30
- 拝観料:大人300円・小人150円
- 拝観所要時間:1~2時間
- 御朱印:あり
※このページの内容は参拝時のものです。現在は拝観可能時間や初穂料など変更になっている可能性があります。