熊野本宮大社

熊野本宮大社に参拝して御朱印帳と御朱印を拝受しました。

最初はバスツアーで参拝、2回目はレンタカーで川湯温泉に宿泊して熊野三山と玉置神社を巡りしました。

和歌山県の熊野は「甦りの地」として古くから信仰され、熊野三山の一つである熊野本宮大社は全国から多くの参拝者が訪れます。

このページでは、御朱印やお守りの種類と受付時間、アクセス、参拝の順序などを紹介します。

熊野三山と奥の院「玉置神社」巡りのルートとタイムスケジュールは前のページをご覧ください。

御祭神と御神徳(ご利益)

  • 御祭神
    ・家津美御子大神(素戔嗚尊)
    ・速玉大神
    ・夫須美大神
    ・天照大神 他
  • 御神徳
    開運・厄除け・金運・勝運・交通安全・海上安全・旅行安全など

ヤタガラス(八咫烏)とは

熊野本宮大社

熊野三山では、カラスは神使(ミサキ神)とされています。

また、八咫烏は熊野大神(素戔嗚尊)に仕える存在として信仰され、熊野三山のあちこちで八咫烏のモチーフを見ることができます。

毎年1月7日に斎行される「年始め牛王刷り初め」は、八咫烏信仰の中でも中心となるお祭りです。

「甦りの地」と信仰される和歌山県熊野

熊野本宮大社

熊野詣では、「黄泉の国に往き生まれ変わって現世へ戻る」蘇りのためのプロセスとされ、平安時代には皇族や貴族が都から熊野を目指す「熊野御幸」が盛んに行われました。

その後、庶民にも「熊野詣で」が流行。「お伊勢参り」のあとに「熊野詣で」をする人々で賑わいました。

江戸時代には「「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さまへは月参(いせへななたびくまのへさんど、あたごさまへはつきまいり)」が信心の深いことの例えとして用いられています。

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正式な参拝順序

熊野本宮大社

熊野本宮大社参道の大鳥居をくぐります。

熊野本宮大社

鳥居の先は158段の階段ですが・・・

階段を全部登りきってはいけません!

熊野本宮大社

階段の中腹(平らな部分)の左側に上の画像の石灯籠があります。

案内板を読むと「ご参拝の皆様は、左手 祓戸大神をお参りされてからご本殿にお進み下さい。」と書いてあります。

熊野本宮大社

祓戸大神に参拝して、心身を清めたらさらに階段を登ります。

熊野本宮大社

階段を登りきると正面に楼門が見えます。

熊野本宮大社

楼門をくぐり、第三殿(家津美御子大神(素戔嗚尊))・第二殿(速玉大神)・第一殿(夫須美大神)・第四殿(天照大神)・満山社(結ひの神・八百萬の神)が正式な順番です。

※神門から先は撮影禁止なので画像はありません。

御本殿の次は産田社へ

熊野本宮大社

御本殿の次は産田社へ。

鳥居の前に案内板があるので、初めてでも迷わずに行けると思います。

熊野本宮大社

御祭神は伊邪那美命の荒御魂。

公式サイトには、新たなものを生み出すパワーを感じる神社と紹介されています。

最後は大斎原に参拝

熊野本宮大社

産田社には日本一の大鳥居があり、圧倒的な存在感を放っています。

熊野本宮大社

大斎原にも手水があるので、こちらでも手口を清めます。

龍神の口から水が出ていました。

熊野本宮大社

大斎原とは、熊野本宮大社があった場所です。

度重なる水害で本殿が流されたため、現在の場所に移築されました。

現在は二基の石祠が建てられています。左側に中四社下四社、右側に境内摂末社の御神霊が祀られています。

※大斎原は撮影禁止なので、大鳥居から先の画像はありません。

境内は撮影禁止

熊野本宮大社

熊野本宮大社の境内は基本的に撮影禁止となっています。

神門の手前までは撮影禁止の立て札はありませんが、神門に撮影禁止の立て札が。

熊野本宮大社

神門の先でも撮影している方がいますが、神社が禁止としているので撮影しない方が良いと思います。

これもアウトかもしれませんが、私は神門の手前から御本殿と鈴門を撮影しました(上の画像です)。

熊野本宮大社の見どころ

熊野本宮大社

熊野本宮大社で一番印象に残ったのは、日本一の大鳥居。ものすごい存在感です。

上の画像は2020年1月に撮影。

熊野本宮大社

こちらの画像は2021年4月初旬に撮影。

桜が咲いている時に参拝したかったけれど、桜が散ったあとでした。残念。

熊野本宮大社

2020年1月に参拝したときは、大鳥居建立20周年として限定御朱印やグッズが販売されていました。

熊野本宮大社

158段の階段。この階段を見ると熊野本宮大社に来たなーと実感します。

熊野本宮大社

神の使いの八咫烏。

熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社は、それぞれ八咫烏のデザインが異なります。

私は熊野速玉大社の八咫烏が可愛くて一番好きかも。

熊野本宮大社

神門には干支をデザインした絵馬が飾られています。

熊野本宮大社

大鳥居の扁額には「熊野大権現」の文字。

熊野本宮大社

大鳥居横の狛犬。

熊野本宮大社

2020年1月に参拝したときはなかった、八咫烏のマスクをしています。

熊野本宮大社の八咫烏

拝殿前の八咫烏と「令和」の文字。

熊野本宮大社

2020年1月は「令和」「叶」の文字。

熊野本宮大社

2021年4月は「刻」「咲」の文字に変わっていました。

熊野本宮大社

拝殿前の亀石。亀というよりシュークリームに見えるのは私だけかも。

熊野本宮大社

拝殿前の狛犬。

熊野本宮大社

2021年は八咫烏のマスクを着用。

熊野本宮大社

キリッとした表情の狛犬さんです。

御朱印の種類とコロナ対応

熊野本宮大社では、通常の御朱印4種類と特別御朱印を頂けます。

通常の御朱印は、熊野本宮・大斎原・産田社・眞名井神社の4種類。

初穂料は、通常御朱印が300円、特別御朱印が500円です。

熊野本宮大社の御朱印

2021年にいただいた御朱印。限定の「大鳥居建立20周年御朱印」です。

熊野本宮大社の御朱印

通常の大斎原と産田社の御朱印。

熊野本宮大社

2021年4月に頂いた御朱印です。

宮司さんが描かれた「湯釜の神事」の特別御朱印、ステッカーも一緒に頂けました。

熊野本宮大社

産田社と大斎原の通常御朱印。

2021年4月に参拝したときは、新型コロナウイルス対策のため、全ての御朱印が書き置きのみで、直書きは中止となっていました。

また、4月28日からは「御神木の多羅葉(たらよう)と八咫烏ポストをモチーフ」とした5月の特別御朱印を頂くことができます。

御朱印帳の種類と初穂料

熊野本宮大社の御朱印帳

熊野本宮大社のオリジナル御朱印帳は3種類。

神門から見た御本殿デザイン(大きなサイズ)3,000円

黒字に社殿と八咫烏デザイン(大きなサイズ)2,000円

本殿の屋根と八咫烏デザイン(小さなサイズ)1,500円

2020年1月にはなかった2,000円の御朱印帳が加わり、3種類の御朱印帳が並んでいました。

また、杉材表紙の紀伊山地三霊場会の御朱印帳(小さなサイズ)2,500円を頂くこともできます。

お守りの種類

  • 本宮勝守 1,000円
  • 和の守(漫画家の荒木飛呂彦先生デザイン)2,000円
  • 再生守 500円
  • 八咫烏お守(大・小)500円
  • 八咫烏牛王扇 1,000円
  • 八咫烏ツゲ導き守 500円
  • 八咫烏ストラップ守 500円
  • サッカー守  1,000円
  • 産守(産田社のお守り)1,000円
  • 鬼門札 500円
  • 熊野牛王神符(小)800円
  • 熊野牛王神札(音無紙・大)3,000円
  • 八咫烏おみくじ 500円

その他にも、お守りや縁起物などの授与品が並んでいました。

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電車と路線バスのアクセス

熊野本宮大社の近くに駅はありません。

ここでは、東京・大阪・名古屋からのアクセスを紹介します。

東京からのアクセス

  • 羽田空港から南紀白浜空港 約70分
  • 南紀白浜空港から直通バス(明光バス・91快速熊野古道号)で約140分「本宮大社前」下車すぐ

大阪方面からのアクセス

  • 京都駅・新大阪駅などから「特急くろしお」で紀伊田辺駅へ 約130分
  • 紀伊田辺駅から龍神バス「本宮大社方面」で約120分「本宮大社前」下車すぐ

※難波駅(OCAT)・京都駅八条口から高速バス「紀伊田辺駅」行きの利用も可能

名古屋からのアクセス

  • 名古屋駅から特急ワイドビュー南紀で新宮駅へ 約190分
  • 新宮駅から熊野交通バス「本宮大社方面」で約60分「本宮大社前」下車すぐ

※名鉄バスセンターより「新宮行き」高速バス(約4時間)の利用も可能

駐車場と車椅子での参拝

熊野本宮大社の駐車場は無料で利用が可能です。

一番便利な駐車場は、参道の左横にある「瑞鳳殿」前の駐車場。

なお、車椅子やお身体が不自由な方の参拝は、本殿近くの無料駐車場を利用できます。

熊野那智大社(那智の滝)熊野速玉大社の巡り方

熊野本宮大社から熊野那智大社までは、直通バスはありません。

熊野本宮大社から新宮駅までバスで移動して、新宮駅から電車で紀伊勝浦駅か、那智駅までバスで移動。

さらに紀伊勝浦駅か那智駅からバスで那智山まで移動するのが最短ルートです。

所要時間は、1時間30分~2時間弱かかるため、日帰りで熊野三山巡りをするのは容易なことではありません。

日帰りで熊野三山を巡りたい方は、車で行くか「日帰り熊野三山バスツアー」の利用がお勧めです。

熊野三山 日帰りバスツアーで御朱印と御朱印帳を拝受|熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・飛瀧神社を巡った感想

熊野三山日帰りバスツアーに参加した感想は、上のリンクをタップしてご覧ください。

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日帰りバスツアーのメリットとデメリット

日帰りバスツアーのメリット

  • 座っているだけで目的地に到着する
  • 見どころなどを案内してもらえる
  • 初めての参拝で土地勘がなくても1日で熊野三山を巡れる

日帰りバスツアーのデメリット

  • 好きな神社をゆっくりと参拝できない
  • 好きなものが食べられない
  • 集合時間が気になって時間に追われている感じがする
  • 行きたくない場所に立ち寄る

電車とバスを利用して熊野三山を巡るのは、かなり大変で乗り継ぎに時間がかかります。

バスツアーは効率よく巡れて便利ですが、自分のペースで参拝できないため、2回目はレンタカーで熊野三山巡りをしました。

運転が苦でなければ車は便利ですが、山道の運転が苦手な方は大変だと思います。

熊野三山と玉置神社、丹生川上神社3社巡りのルート|所要時間や御朱印などの情報まとめ

熊野三山巡りのルートと所要時間は上のリンクをタップしてご覧ください。

宿泊は川湯温泉が便利

熊野本宮大社や熊野三山の熊野那智大社・熊野速玉大社、熊野古道をじっくり巡る場合は、川湯温泉に宿泊するのが便利です。

熊野本宮大社から車で5~10分の川湯温泉は、河原を掘るとどこからでも温泉が湧き出る温泉地。

私は、熊野古道や熊野本宮大社へ無料送迎してくれる「川湯温泉 山水館 川湯みどりや」に宿泊しました。

「川湯温泉 山水館 川湯みどりや」の宿泊記は姉妹ブログで紹介しています。下のリンクをタップしてご覧ください。

山水館 川湯みどりや の宿泊記|アメニティ・食事・温泉に入った感想やアクセスと無料送迎サービス

熊野本宮大社の詳細

  • 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮
  • 最寄駅:新宮駅からバス
  • 駐車場:あり(無料)
  • 参拝可能時間:8時~17時
  • 授与所受付時間:8時~17時
  • 参拝所要時間:30分~60分
  • オリジナル御朱印帳:あり
  • 御朱印:あり

※新型コロナウイルス対策のため、開門および閉門時間が変更されました。また、状況によって開門および閉門時間が変更されます。

※このページの内容は参拝時、および執筆時のものになります。

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