長野駅から路線バスに乗って、戸隠神社五社巡りをして御朱印をいただきました。
戸隠神社の公共交通機関のアクセスは、長野駅から路線バスが運行されています。
このページでは、長野駅からのアクセス、割引になる往復乗車券、効率よく五社巡りができるルート、タイムスケジュールを紹介します。
戸隠神社の御朱印の種類と御朱印帳、ご利益については前のページをご覧ください。
割引になる往復乗車券
戸隠神社に行く路線バスは、長野駅前から発着しているアルピコ交通の「戸隠・戸隠高原行き」になります。
運賃が割引になる往復乗車券「戸隠高原フリーきっぷ」は、長野駅から戸隠までの往復乗車券・戸隠高原エリアのフリーパス・長野駅と善光寺の区間に1回乗れる片道乗車券がセットになったお得な切符。
たとえば、下のような乗り方ができます。
- 長野駅→善光寺→(善光寺で参拝)→善光寺→戸隠神社→戸隠フリー区間(宝光社・中社・奥社)→長野駅
- 長野駅戸隠神社→戸隠フリー区間(宝光社・中社・奥社)→善光寺→(善光寺で参拝)→善光寺→長野駅
戸隠神社の五社巡りは、宝光社・火之御子社・中社の3社は比較的近いですが、奥社と九頭龍社は離れた場所に鎮座しているので、戸隠高原エリアのフリーパスを使えば、奥社バス停まで追加料金なしで移動できます。
戸隠高原フリーきっぷの料金
戸隠高原フリーきっぷの料金は、大人2,600円・子供1,300円です。
※2020年4月1日から大人3,200円・子供1,600円に料金が変更になります。
戸隠高原フリーきっぷの有効期間は発売日から5日間。
日帰りの参拝だけではなく、戸隠神社周辺の宿坊で泊まったり、戸隠高原でスキーを楽しんだりするのにも便利な切符です。
戸隠高原フリーきっぷの取扱窓口
- 長野駅前案内所 : 5:20~19:30
- 長野バスターミナル:平日・土曜の10:00~17:00
※日曜・8/13~16・12/29~1/3は休み - 大手旅行代理店 : 各取扱窓口でクーポン発行
長野駅の時刻表とバス乗場
戸隠方面行きのバスは、JR長野駅 善光寺口のバスロータリーではなく、アルピコ交通長野駅営業所前の7番乗場から発着します。
戸隠神社に行くバスは、「戸隠神社キャンプ場行き」か「戸隠中社行き」になります。
なお、ゴールデンウィークや紅葉の季節は多くの観光客が訪れ、週末や祝日はバスが混雑するので、発車時刻間際に行くと満員で乗れない可能性も。
観光シーズンの午前中のバスは、30分くらい前から並ばないと座れない可能性があると、アルピコ交通の方が教えてくれました。
私が参拝したのは、紅葉のピークを過ぎた11月上旬。
紅葉のピークが過ぎていたので、バスは満員にはなりませんでしたが、それでも発車時刻の15分前には行列が長くなり始めて、ギリギリにやってきた人は戸隠神社まで約1時間の道のりを座ることができませんでした。
長野駅から戸隠神社までは山道が多いので、座って移動したい方は早めにバス停に行くことをオススメします。
長野駅の時刻表(戸隠方面行き)
- 07:00
- 08:20(特急・特定日)
- 08:30
- 09:40
- 10:40
- 11:30
- 12:30
- 13:30
- 14:10(特急・特定日)
- 15:10
- 16:10
- 17:00
- 18:00(中社行き)
- 19:00(中社行き)
戸隠奥社入口の時刻表(長野駅行き)
- 08:42
- 10:07
- 10:24(特急・特定日)
- 11:27
- 12:27
- 13:27
- 14:27
- 15:17
- 15:54(特急・特定日)
- 16:17
- 17:17
- 18:37
戸隠中社の時刻表(長野駅行き)
- 08:45
- 10:10
- 10:27(特急・特定日)
- 11:30
- 12:30
- 13:30
- 14:30
- 15:20
- 15:57(特急・特定日)
- 16:20
- 17:20
- 18:40
※2020年4月1日から12月中旬までの時刻表
※特定日:2020年4月25日~11月30日の土休日
戸隠神社 五社の距離と位置関係
路線バスを利用して戸隠神社五社巡りをする際に気をつけたいのが、五社の距離と標高差です。
上の画像は、戸隠神社五社の位置関係をかなり大雑把にした図にしたもの。
宝光社・火之御子社・中社は、それほど離れていない楽に歩ける距離で、標高差もさほどありません。
また、奥社と九頭龍社は隣り合っていますが、最寄りバス停の「戸隠奥社入口」から約2キロの上り坂と階段が続きます。
バス停から奥社と九頭龍社までの所要時間ですが、私が歩いてみたところ、上り坂の行きが約52分かかり、下り坂の帰りが40分弱でした。
効率よく五社巡りをするルート
私が実際に参拝したルートと、一番効率が良いと思ったタイムスケジュールを紹介します。
上の項で紹介した「戸隠高原フリーきっぷ」を利用すると、一番安く移動することができます。
- 08:30
長野駅から「戸隠スキー場」行きバスに乗車 - 09:34
「戸隠中社」バス停で下車
中社に参拝して御朱印をいただく - 10:15
火之御子社まで歩いて移動(下り坂・約900m) - 10:30
火之御子社に参拝 - 10:45
宝光社まで歩いて移動(下り坂・約500m) - 11:00
宝光社に参拝・宝光社と火之御子社の御朱印を頂く - 11:37
「戸隠宝光社」バス停から「戸隠スキー場」行きバスに乗る - 11:48
「戸隠奥社入口」バス停で下車 - 11:50
バス停近くのレストランで昼食 - 12:20
奥社まで約2キロの参道を登る - 13:10
奥社と九頭龍社に参拝・御朱印をいただく - 13:40
バス停まで約2キロの参道を下る - 14:27
「戸隠奥社入口」バス停から「長野駅行き」バスに乗る - 15:23
「善光寺大門」バス停で下車して善光寺に参拝 - 16:30
「戸隠高原フリーきっぷ」についている「善光寺~長野駅 片道乗車券」を使ってバスで長野駅まで戻る
※観光シーズンなど混雑時は御朱印を頂くのに何十分か待つことがあるため、御朱印を頂く方は平日やオフシーズンに参拝するか、食事時間を省くなど時間に余裕をもって巡拝することをオススメします。
上記が、私が実際に移動したルートとタイムスケジュールになります。
一番手前に鎮座する宝光社から巡った方が良いのでは?
宝光社と火之御子社を参拝して、中社までバスは利用しないの?
疑問に思う方がいると思いますが、あえて中社からバスを使わずに歩いて三社を参拝するのには理由があります。
ひとつは、バスの本数が1時間に1本程度なので、無駄に時間がかかる点。
もう一つは、三社を歩いて巡っても約1.4キロの距離で、標高が高い中社から火之御子社、最後に宝光社へ歩くと、ずっと下り坂で楽だからです。
そして、三社の最後に宝光社に参拝する最大の理由が下の画像。
宝光社の約270段の急な階段を登りたくなかったから。
最初に宝光社バス停で降りて参拝すると、この階段を登る必要があります。
さらに、宝光社から火之御子社、中社まで歩いて行くと、すべて上り坂という運動不足にはキツイ道のりに。
それだけなら良いのですが、このあと奥社と九頭龍社まで参拝すると、約2キロの更にキツイ参道が待ち受けているのです。
奥社の参道を歩く体力を残しておくため、宝光社の階段は下るだけですむルートとスケジュールを組みました。
宝光社の社殿前から階段を見ると、上の画像のようになります。
手水舎は階段の下にありますが、中社で手水を清めて三社を巡拝するので、「こちらでは手水舎を省略して申し訳ありません」と、まずは神様にお詫びしてから参拝しました。
中社から宝光社まで下ってくると、この階段を降りてバス停へ向かうだけなので、体力に自信がない方でもかなり楽だと思います。
冬季は閉山される奥社
戸隠神社の奥社と九頭龍社は標高が高い場所に鎮座しているため、冬季(1月上旬ごろから4月中旬ごろまで)は閉山されます。
また、閉山される期間、路線バスは奥社には停まりません。
奥社が閉山されている間でも参道を登ることはできるかもしれませんが、除雪されることもなく、時期によっては雪崩の危険もあるため、無理な参拝は避けるようにしましょう。
楽に周れるバスツアーも便利
今回は、長野駅から路線バスで巡るルートを紹介しましたが、バスの運行本数が少ないため、参拝している間は常に時間を気にしなければならないとういう欠点があります。
また、長野駅まで新幹線などを乗り継いで行くのが大変だったり、個人でホテルや交通機関の予約をするのが苦手な方もいるかと思います。
バスの時間に気にしながら参拝したくない時や、個人で手配をするのが難しい、できるだけ歩く距離を短く楽に移動したいという方は、座っているだけで神社の近くまで連れて行ってくれるバスツアーが便利。
戸隠神社に参拝するツアーは、ツアーの種類と出発地が多いクラブツーリズムが便利です。
>>【クラブツーリズム公式サイト】戸隠神社ツアーの検索はこちらから
クラブツーリズムの公式サイトの検索窓に「戸隠神社」と入力すれば、該当するツアーが出てきます。
まとめ
ずっと参拝したいと思っていた戸隠神社に、念願かなって参拝することができました。
奥社へ続く参道の大杉は想像以上に大きくて、杉の生命力と自然に力強さに圧倒されました。
奥社と九頭龍社までの道は、標高が高いことも重なりキツイ道のりになりますが、行く価値がある場所だと思います。
戸隠神社に参拝する際は、ぜひ五社巡りをしてくださいね。
なお、戸隠神社五社巡りの見どころや、御朱印の受付時間、御朱印帳の種類などは前のページで紹介しています。
※このページの内容は、参拝時および執筆時のものになります。
※この記事は本ブログ(旅行ブログ)に掲載していたものを一部修正して、当ブログに再掲載したものです。