出雲大社に参拝して御朱印を頂きました。
このページでは、出雲大社で頂ける御朱印と御朱印帳の種類と初穂料、うさぎの石像や境内の見どころを中心に紹介します。
出雲大社の御祭神、縁結びの御神徳(ご利益)を頂ける参拝順序、飛行機や電車でのアクセス、美保神社や八重垣神社への巡拝については前のページをご覧ください。
4つの鳥居
一の鳥居(宇迦橋の大鳥居)は鉄筋コンクリート製で、最も大きな鳥居です。
分かりにくいですが、上の画像の中央に小さく写っている白い鳥居が「一の鳥居」です。
二の鳥居(勢溜の大鳥居)。
出雲大社前駅から神門通りを進むと、突き当りに二の鳥居があります。
二の鳥居は木製で、記念写真を撮影する方をよく見かけます。
全国的に珍しい下り参道。
ゆるい下り坂を歩くと自然に頭が下がることから、神様に敬意を表すために下り参道にしたそうです。
鉄製の三の鳥居(中の鳥居)。
松の参道から3つに分かれますが、松の根を守るため中央は通れません。
参拝者は左右の参道を通るようになっています。
銅製の四の鳥居は、1666年(寛文6年)に長州藩の二代藩主毛利綱広が寄進したもの。
2004年7月に国の重要文化財に指定されました。
四の鳥居の先は荒垣に囲まれた、御本殿などが鎮座する最も重要な聖域になります。
大国主大神の御神像
松の参道の右手には、「ムスビの御神像」があります。
「ムスビの御神像」は、大国主大神に向かって海の彼方からやってきた光を頂く場面を表現。
光は「幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)」という「魂」を示しています。
参道の左手には、「因幡の白兎」をモチーフとした「御慈愛の御神像」があります。
嘘をついていた事がばれてしまい、ワニ(サメ)によって皮を剥がれた白兎を、大国主大神助ける場面を再現した像です。
御本殿と瑞垣
御本殿は瑞垣(みずがき)で囲まれているので、そばに行くことはできませんが、立派な屋根を見ることができます。
こちらは御本殿の右側から撮影。
左の大きな屋根が御本殿・隣の屋根が御向社・手前の屋根が天前社です。
こちらは御本殿の左側から撮影。小さな屋根は筑紫社です。
現在の御本殿の高さは24メートルですが、古代は2倍の48メートルでした。
八足門(やつあしもん)
御本殿前で参拝する場所が八足門(やつあしもん)で、番御本殿に一近い所になります。
一般の参拝者は八足門より先に入ることはできませんが、早朝の特別参拝ツアーでは八足門の内側から参拝することができます。
また、門の前にある赤い丸は、古代の御本殿を支えた巨大な柱の位置や大きさを示しています。物館に展示されています。
古代出雲歴史博物館では、10分の1スケールの模型や巨大な柱の現物が展示されています。
神楽殿の大注連縄(大しめ縄)
下り参道を進み銅鳥居をくぐると、大きな注連縄がかけられた拝殿が目に入ります。
拝殿の注連縄は、テレビなどでよく見る大注連縄ではありません。
大注連縄は神楽殿にかけられています。
大注連縄がかけられた神楽殿の場所は、上の地図でご確認ください。
神楽殿はかなり大きな建物で、大広間は270畳もの広さを誇ります。
大注連縄の長さは約13メートル、重さは約5.2トンもあり、初めて見た時はあまりの大きさに圧倒されました。
境内の見どころと境外社
神楽殿横の池で見つけた蛙の像。
祓社の裏にある「浄の池」。こちらの画像は6月上旬に撮影しました。
1667年に奉納されたと伝えられた馬の像。
神社では神様を乗せる「神馬」とすることが多いですが、出雲では「かねおまさん」と呼ばれ、子宝・安産のご利益があるとされています。
こちらは神牛の像。
撫でると学力向上のご利益があるとされることから、頭がテカテカに光っていました。
ウサギの石像
出雲大社の境内には、46羽のウサギの石像がいます。
一番好きなウサギはこちら。御本殿を見上げるように拝む2羽のウサギ。
前から見ると、手をあわせて目をつぶっています。
こちらも御本殿裏のウサギ。
左は杓を持ち、右は稲をくわえています。
御本殿裏にはハートを持ったウサギもいます。
西神苑のウサギの群れ。
西神苑のウサギの群れの中に「垂れ耳」のウサギを発見。めちゃくちゃカワイイ!
「縁結びの碑」の前にも2羽のウサギ。
「縁結びの碑」の大国主大神と后神と同じ、契の盃を持っています。
神楽殿前の金刀比羅宮には、船に乗ったウサギが。
手前は猫だと思いこんでいましたが、よく考えると、昔は犬が飼い主の代参をすることが多かったから、犬(こんぴら狗)のような気がしてきました。
勢溜のウサギは駆け足をしています。
野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)前にも2羽のウサギ。
野見宿禰神社の横には土俵があり、出雲が相撲発祥の地とされる説もあることから、お相撲さんの土俵入りのポーズをしているようです。
御朱印帳の種類と初穂料
出雲大社のオリジナル御朱印帳は白と紺の2種類を頒布しています。
サイズは小さいサイズ(縦約16センチ・横約11センチ)。初穂料(値段)は1,200円です。
御本殿がデザインされた白い御朱印帳を頂きたいと思いましたが、使い切れない御朱印帳が何冊も合って今回はあきらめました。
頂いたら、ここに画像を追記します。
出雲大社のオリジナル御朱印帳ではありませんが、今回の参拝で購入したのがゴールドの大注連縄の御朱印帳。
「いにしえの宿佳雲」のオリジナル御朱印帳で2,000円です。月夜のうさぎに宿泊した際に購入しました。
御朱印の種類と初穂料
出雲大社では、御本殿と神楽殿の2種類の御朱印を頂けます。
初穂料は特に決まっていないため、「お気持ちでお納めください」と言われます。
相場の300円~500円を納めれば失礼にならないと思います(私は500円~1,000円を納めるようにしています)。
「参拝」の文字と日付が入った、いたってシンプルな御朱印。
カラフルなものやイラスト入りの限定御朱印はありません。
左側が神楽殿で頂ける御朱印です。
御朱印を書いて下さる神職さんは何人もいらっしゃるので、それぞれ文字に個性が出ています。
2021年は新型コロナウイルス感染対策のため、御朱印はすべて書き置きになっていました。
2021年11月、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていますが、新たに出雲大社の御朱印帳を頂く場合のみ直書き。
書き置きの御朱印も初穂料は決まっていないので、300円~500円くらいを納めれば良いと思います。
令和4年5月も書き置き対応。
令和5年は直書きで御朱印を頂けるようになりました。
御朱印を頂ける北島国造館
出雲大社の近隣では、北島国造館でも御朱印をいただくことができます。
右が出雲大社北島国造館出雲教、左が天神社の御朱印。
また、11月~12月の約1ヶ月間は神在月限定御朱印も頂けます。
神在月限定御朱印の授与期間ですが、2021年は11月5日~12月3日で、限定御朱印帳も数量限定で頒布しています。
ちなみに、北島国造館は出雲教の総本院。
出雲教は出雲大社少宮司だった北島脩孝氏が創始した神道教団で、いわゆる神社とは異なります。
出雲大社の詳細
- 正式名称:出雲大社(いづもおおやしろ)
- 住所:島根県出雲市大社町杵築東195
- 最寄駅:
一畑電鉄「出雲大社前駅」から徒歩約15分
JR・一畑電鉄「出雲市駅」からバス - 駐車場:あり(約760台・無料)
- 参拝可能時間:6時~19時
※素鵞社の参拝時間は、6時~1時30分
※上記以外の時間は銅鳥居前で参拝可能。 - 授与所受付時間:6時~19時
- 御祈祷受付時間:9時~16時30分
- 参拝所要時間:30分~2時間半
※このページの内容は参拝時および加筆修正時のものになります。現在は御朱印帳の種類と初穂料、受付時間が変更されている可能性があります。