八重垣(やえがき)神社で御朱印をいただきました。
島根県松江市に鎮座する八重垣神社は出雲國神仏霊場14番の、縁結びと「鏡の池」の占いが有名な神社です。
このページでは、出雲空港と松江駅からのアクセス、ご祭神とご利益、御朱印と御朱印書、お守りと占いの受付時間などを紹介します。
ご祭神とご神徳(ご利益)
八重垣神社のご祭神は4柱の神様です。
- 素盞嗚尊
- 稲田姫命
- 大己貴命(大国主命)
- 青幡佐久佐日古命(佐草宮司先祖神)
ご神徳は、縁結び・夫婦和合・家内安全・子宝・安産・災難除・厄難除など。
ご祭神が、素盞鳴尊と稲田姫命の夫婦神であり、さらに御子神である大己貴命であることから、さまざまなご神徳をいただけます。
子宝のご利益がある山神神社
本殿のご神徳の一つが「子宝」ですが、鏡の池に行く手前左側に「子授け」の御神徳がある「山神神社」が祀られています。
八重垣神社の末社である山神神社は、「山の神さん」と親しまれ、以前は別の土地に鎮座していました。
山神神社のご祭神は、大山大山祇命と石長姫命の2柱で、山・農耕の守護神です。
ご神徳は、子宝・授児・下の病の治癒・安産・夫婦和合など。
霊験あらたかな神社として、遠方から祈願や御礼に参拝する人も多く、手作りの男根等を供える風習は古来より続いています。
神社の横のほか、お社の下にも大小さまざまな男根が奉納されていました。
子宝や、下の病の治癒のご神徳をいただきたい方は、山神神社にも参拝してはいかがでしょうか。
また、八重垣神社の境内には、3本の夫婦椿(子宝椿)があります。
夫婦椿とは、稲田姫命が立てた二本の椿が芽吹き出し、地上で一体となりました。
それ以来、「夫婦の契り」の象徴として神聖視されるようになり、年によっては、ハートのように見える「二葉の葉」も現れることがあります。
境内の摂社と末社
上で紹介した子宝の「山神神社」のほかに、境内には、摂社・末社が祀られています。
- 伊勢宮
ご祭神:天照大御神
伊勢神宮(内宮)のご祭神で、日本の最高神。 - 脚摩乳神社
ご祭神:脚摩乳命(稲田姫命の父神)・譽田別命 - 手摩乳神社
ご祭神:手摩乳命(稲田姫命の母神) - 貴布禰神社
ご祭神:高靇命(龍神)・倉稲魂命(お稲荷さん)
お守りと占いの受付時間
また、授与所ではさまざまな御守を拝受することができます。
- 縁結御守 500円
- 日のお守り 500円
- 縁むすび糸守 500円
- えんむすび貝守り 500円
- 交通安全身体健全守 500円
- 金運福よせ守 500円
- 安産御守 500円
- 交通安全御守 500円
- 五色ひょうたん無病息災守 500円
- 名刺入れ 800円
- 絵馬・大 800円
- 絵馬・小 500円
上のリスト以外の御守やお札などもあるので、お気に入りを見つけてくださいね。
御朱印と御朱印帳の受付時間と値段
八重垣神社の御朱印帳の大きさは小さなサイズ(縦16センチ・横11センチ)くらい。
私が見たときは、御朱印帳の初穂料(値段)は1,800円でした。
デザインは、クリーム色の布地に、金色の椿の柄が織り込まれています。
境内に3本ある「夫婦椿(子宝椿)」がデザインされているのかもしれません。
御朱印の初穂料は300円。
御朱印の受付時間は、8時30分から17時30分までになります(12月~3月は、9時から17時まで)。
御朱印を確実に拝受するには、9時から16時30分までに社務所に行くのがオススメです。
鏡の池とは
鏡の池とは、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治になる際に、「八重垣」を造って、稲田姫(イナタヒメノミコト)を隠した森の中にある池です。
池の後ろのお社は、本殿と同じ「稲田姫命」が祀られています。
鏡の池は、本殿の左側から「鏡の池」の方向に進み、小さな川を渡った先の森の中にあります。
小さな川を渡ると、森の入口に鳥居があります。
鳥居をくぐって少し歩くと、鏡の池が見えてきます。
鏡の池の水占いとイモリ
鏡の池で占いをするには、授与所で「占い用紙」をいただきましょう。占い用紙の初穂料は、1枚100円になります。
縁占いのやり方は、願い事を頭に浮かべて祈ったあとで、池に占い用紙を浮かべましょう。
占い用紙が水に浮いたら、十円かは百円を静かに乗せます。
占い用紙が早く沈めば(15分以内)縁が早く、遅く沈む(30分以上)と縁が遅くなるでしょう。
また、占い用紙が近くで沈むと身近な人にご縁があり、遠くで沈むと遠方の人とご縁があるとという結果になります。
鏡の池の縁占いは、恋愛や結婚だけではなく、仕事などの色々なご縁や願い事を占うこともできます。
さらに、占いの途中に鏡の池に生息しているイモリが、占い用紙に触れたり、前を横切ってくれると、良縁に恵まれるとか。
水温が下がる冬は、イモリの動きが鈍くなるので、イモリのご利益をいただきたい方は、夏に占いをすれば出会える確率がアップします。
鏡の池の奥に鎮座するお社は、本殿と同じ稲田姫命を祀っています。
稲田姫命は、縁結びのご神徳あらたかな神様なので、占いをする前か後に必ずお参りするようにしましょう。
参拝の所要時間
八重垣神社は、鏡の池で縁占いをする場合と、参拝するだけでは所要時間が異なります。
鏡の池の縁占いをする場合は、占い用紙が沈むまで15分から30分以上かかる場合もあるため、1時間くらいみておいたほうが確実。
また、参拝をして御朱印やお守りを拝受するだけなら、20~30分くらいあれば大丈夫です。
ただし、神在月や観光シーズンの土日祝日は、御朱印をいただくのに何十分か待つ場合があります。
出雲空港と松江駅からバスのアクセス
出雲空港から八重垣神社へのアクセスは、乗換なしで行ける路線バスはありません。
また、出雲空港はJRや一畑電鉄の駅に隣接していないため、空港シャトルバスを利用することになります。
出雲空港から八重垣神社へのアクセスは、空港シャトルバスで松江駅まで移動。
松江駅からは、八重垣神社行きのバスに乗れば、神社の前まで行くことができます。
八重垣神社行きバスの時刻表
松江駅から八重垣神社へ行くバスは、4番乗り場から発車します。
「八重垣神社行き」か「かんべの里(神魂神社)行き」に乗って「八重垣神社」で下車すれば、目の前に神社があります。
※神魂神社発着のバスは土日祝日のみ運行、★は平日のみの運行。
※時刻表は掲載時のものです。利用前に「松江市営バス」の公式サイトなどで時刻表をご確認ください。
松江駅4番乗り場→八重垣神社
- 07:05→07:20★
- 08:10→08:27★
- 08:31→08:47(神魂神社行き)
- 08:47→09:05
- 08:56→09:14★
- 09:16→09:34★
- 09:31→09:51
- 10:36→10:54★
- 10:36→10:52(神魂神社行き)
- 11:41→12:01
- 12:41→13:01
- 13:11→13:29(神魂神社行き)
- 13:41→13:59
- 14:41→15:01
- 15:11→15:29(神魂神社行き)
- 15:41→16:01
八重垣神社→松江駅
- 07:30→07:49
- 07:40→08:02★
- 08:05→08:27
- 09:25→09:42★
- 09:25→09:40(神魂神社発)
- 10:25→10:45
- 11:25→11:47
- 12:15→12:30(神魂神社発)
- 12:25→12:47★
- 13:25→13:47
- 14:10→14:25(神魂神社発)
- 14:25→14:47
- 15:25→15:45
- 16:25→16:47
- 17:25→17:42
神魂かもす神社(かもす神社)は、社殿が国宝に指定されている、伊弉冉尊と伊弉諾尊がご祭神の古社です。
日本最古の木造の本殿を間近で拝することができる貴重な神社で、縁結びのご神徳があります。
八重洲神社から比較的近いので、両参りをしてはいかがでしょうか。
八重垣神社の詳細
- 住所:島根県松江市佐草町227
- 最寄駅:松江駅から「八重垣神社行き」バスに乗車
- 駐車場:あり(無料)
- 参拝可能時間:自由
- 授与所受付時間:8時30分から17時30分まで
※12月~3月は、9時から17時まで - オリジナル御朱印帳:あり
- 御朱印:あり
※このページの情報は掲載時のものです。御朱印帳やお守りの初穂料のほか、授与所の受付時間などが変更になっている可能性があるため、参拝前に公式サイトなどで詳細をご確認ください。